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飲食店経営の基礎知識 ターゲットを決めよう
2018年05月01日
飲食店を経営していて、「どんなお客様にきていただきたいか?」をお伺いしてみると、「そりゃぁ、老若男女たくさんのお客様に来てもらいたいよ!」とお答えいただくことが多いです。しかし販促物を作る場合には、どんな人に届ける内容なのか?を明確にすることによって内容がまとまって作りやすくなり、しかもターゲットの心に届く内容になります。
「どんな人に来て欲しいのか?」
「どんなシーンで利用して欲しいのか?」
これらは、一見すると「お店がお客様をえらぶのか!?」なんて思われそうな内容ですが、決してそうではありません。お店をご利用いただくお客様の人物像を決めることによって、よりターゲットの心に響く販促ができるのです。
ターゲットを決める理由
例えば、、30代~がターゲットのしっとりした雰囲気のお店で、客単価は5000円というお店なのに
「サークルやお集りに! 宴会のポッキリ価格&幹事さん無料!」
という告知を出してしまうと、学生や20代の宴会で利用をされることが多くなるでしょう。本来の雰囲気の「しっとり」とはほど遠いお店になってしまいます。この場合は
「食材は契約農家から毎日直送。静かな個室もご用意しております。ビジネスにもご利用ください。」
といったように、お店を利用してくれそうな人物に沿った内容で作らなくてはなりません。
デザインする際もターゲットを決めよう
デザインも同様です。まずは、自店を見つめ直す所から始めましょう。ターゲットが曖昧だと言う場合は、店の雰囲気や価格帯から、
どんな人物に利用してもらいたいか
どんなシーンでご来店いただきたいか?
年齢層はどれくらいか
客単価はどれくらいか
を想定してみてもよいのではないでしょうか。これらは店舗の立地や環境、店内の雰囲気でも大きく変わってきますので自店にぴったり合った人物像を当てはめることが大切です。
マイナスな結果にならないように注意しよう
見当違いの告知をしてしまった場合は、お客様から想定していないサービスを要求されたり、店内の回転率が変わったりとプラスならない自体を招くことにもなりかねません。混乱を招くことにならないよう注意してください。