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業界別チラシ広告のポイント(小売店編)
2017年01月18日
2017年度がスタートして、1月も後半ですね。弊社でも春号の準備、写真撮影が始まっています。今回は『業界別チラシ広告のポイント』の最終編の小売店向けのポイントをお送りします。
これまで『改めて自分お店を分析してみる』ことを中心にまとめました。アンケートやお客様を観察し統計を取ると、思っていたこと以外の販路が見つかることがあります。どのように販路を広げたら良いか、売上アップの方法を見つけたい方は、実践してみる価値があると思いますので、是非お試しください。
小売店鋪の場合は下記のポイントを分析してみましょう。
1どこから来てる?
2客層
3商品の使用方法
4どの商品がどのくらい売れるか(月別)
5売れ筋商品の単価は?
1どこから来てる? と 2客層
以前書いた内容と同じで、折込方法やチラシの内容、ターゲットを絞り込む為です。
3商品の使用方法について
自分や家族の為の普段使いなのか? その中でも家族向け、単身者向け、子ども向けなども。贈り物かもしれません。商品によって違いますので、商品の売れる数と使用方法を調べる必要があります。
贈答用の高級志向で売っていた物が、実は家庭でお父さんの晩酌向けに購入されていたという場合は、商品は同じでも過剰な包装のないタイプもラインナップに加えることも検討できます。
4どの商品がどのくらい売れるか(月別)
月別でどの商品がどの位売れるのかも調べてみましょう。1年間の催事は多いので、その中で需要のある物は広告次第でもっとのばして行けるかもしれません。
5売れ筋商品の単価は?
どの商品がどのくらい売れるかを見て、新商品を作ることもお忘れなく。単価に偏りがある場合は、新商品をつくる際の目安になりますし、ラインナップが少ないのであれば、売れ単価の新商品をつくることも良いと思います。
まとめ
1~5のポイントは経営者ですと調べなくても想像がつく内容ばかりです。改めて調べるなんてばかばかしいと思うかもしれませんが、数字から新しい発見があることもあります。今後のためにも是非実践してみてください。
今回の件にぴったりな、昨年の思い込みエピソードがありましたので下記に乗せておきます。
お肉屋さんからリーフレットの制作を依頼されたことがありました。私は当然『この店の売上は大半が店舗で、主婦が日々購入する普段使いのお肉の売上が多いだろうな』と思っていました。というのも、現地に早くついてしまい打合せまでには1時間程あったので、店のまわりを散策し、店舗前でどんなお客さんが店に入るかを見てから打合せに望んだからです。
打合せでは想像していた通りだろうなと思いながらも、詳細をこまごまと伺っていくと全く違った内容だったのです。そのお店は指定牧場と提携しており、全国からのネット販売の需要が増えており、購入客はほぼ男性とのことでした。普段使いのお肉も販売していますが、スーパーなどに入っていない路面店舗ということもあり、ネットに贈答用のお肉を掲載しておられたのです。会社関係やゴルフの目録としてのご利用が多かったので、主婦層よりも男性のご利用が多く、ビジネスシーンに合う高品質で高級なイメージのデザインを納品させていただきました。
という自分の思い込みを反省する、初心に返った出来事でした。良い勉強をさせていただきました。
数字データは正確です。思い込みは失敗のモト。日々経営されている経営者さんでも、気がつかなかった数字に「おや?」「意外にも!」という新しい発見があるかもしれません。お試しください。